計算方法と根拠

保険料の求め方

厚生年金保険料は「標準報酬月額 × 保険料率(18.3%)」で決まり、本人と会社が半分ずつ(9.15%ずつ)負担します。保険料率は平成29年9月分から 18.3% で固定されています。本人負担の 1 円未満の端数は、給与から引く場合は 50 銭以下を切り捨て、50 銭を超えるときは切り上げて 1 円にします。

厚生年金の標準報酬月額

給与などの報酬月額を等級表に当てはめて決めます。健康保険は 58,000 円から 1,390,000 円までの 50 等級ですが、厚生年金保険は下限 88,000 円(第 1 等級)から上限 650,000 円(第 32 等級)までの 32 等級です。報酬月額が 635,000 円以上なら、保険料は 650,000 円の等級で一定になります。日本年金機構の保険料額表と協会けんぽの令和8年度保険料額表(2026年10月27日に確認)の等級を、全国 47 都道府県の表で照らして使っています。

含まれないもの

会社だけが負担する子ども・子育て拠出金(令和8年度は 0.36%)、賞与にかかる保険料、健康保険料・介護保険料・雇用保険料は含みません。厚生年金基金に加入している人は保険料の扱いが異なります。

使っている式

計算式
名前やっていること式
標準報酬月額(報酬月額 195,000 円未満の判定)報酬月額が 195,000 円未満のとき、等級表のどの等級に入るかを順に調べて、その等級の標準報酬月額を出します。stdLow = if(pay < 63000, stdMin, if(pay < 73000, 68000, if(pay < 83000, 78000, if(pay < 93000, 88000, if(pay < 101000, 98000, if(pay < 107000, 104000, if(pay < 114000, 110000, if(pay < 122000, 118000, if(pay < 130000, 126000, if(pay < 138000, 134000, if(pay < 146000, 142000, if(pay < 155000, 150000, if(pay < 165000, 160000, if(pay < 175000, 170000, if(pay < 185000, 180000, 190000)))))))))))))))
標準報酬月額(報酬月額 665,000 円以上の判定)報酬月額が 665,000 円以上のとき、等級表のどの等級に入るかを順に調べて、その等級の標準報酬月額を出します。stdHigh = if(pay < 695000, 680000, if(pay < 730000, 710000, if(pay < 770000, 750000, if(pay < 810000, 790000, if(pay < 855000, 830000, if(pay < 905000, 880000, if(pay < 955000, 930000, if(pay < 1005000, 980000, if(pay < 1055000, 1030000, if(pay < 1115000, 1090000, if(pay < 1175000, 1150000, if(pay < 1235000, 1210000, if(pay < 1295000, 1270000, if(pay < 1355000, 1330000, stdMax))))))))))))))
標準報酬月額(健康保険と共通の等級)報酬月額を、58,000 円〜1,390,000 円の 50 等級の等級表に当てはめた額です。195,000 円以上 665,000 円未満は一定の幅で区切られているため式で求めています。std = if(pay < 195000, stdLow, if(pay < 210000, 200000, if(pay < 370000, 220000 + floor((pay - 210000) / 20000, 0) * 20000, if(pay < 395000, 380000, if(pay < 665000, 410000 + floor((pay - 395000) / 30000, 0) * 30000, stdHigh)))))
厚生年金の標準報酬月額厚生年金保険では、標準報酬月額が 88,000 円未満のときは 88,000 円、650,000 円を超えるときは 650,000 円として扱います。pStd = max(pMin, min(pMax, std))
厚生年金の標準報酬月額(千円単位)以降の計算を整数で正確に行うために、標準報酬月額を 1,000 で割った数です。k = pStd / 1000
保険料率(1 万分の)計算の誤差を避けるため、保険料率(%)を 100 倍して整数にした数です。18.3% なら 1830 です。bps = round(prate * 100, 0)
厚生年金保険料(折半前)厚生年金の標準報酬月額 × 18.3% です。本人と会社で半分ずつ負担する前の全額です。full = k * bps / 10
本人負担の月額全額の半分です。1 円未満の端数が 50 銭以下なら切り捨て、50 銭を超えるときは切り上げて 1 円にします(給与から引く場合の取り扱い)。emp = ceil((k * bps - 10) / 20, 0)
本人負担の月額(目安)(結果)給与から引かれる厚生年金保険料の月額の目安です。emp
厚生年金の標準報酬月額(結果)報酬月額から決まる、厚生年金保険料を計算するときの標準報酬月額です。pStd
保険料の全額(結果)本人負担と会社負担を合わせた、折半前の月額です。full
会社負担の月額(目安)(結果)全額から本人負担を引いた額です。実際の事業主負担は、事業所全体の納入告知額から全員の本人負担分を引いて決まるため、ここでの額と数円の差が出ることがあります。full - emp
本人負担の合計(目安)(結果)入力した月数分の本人負担を合計した額です(賞与にかかる保険料は含みません)。emp * months

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

設定値と出典
項目値出典時点見直しの周期
標準報酬月額の下限(健康保険の第 1 等級)58,000円協会けんぽ「令和8年度保険料額表」(標準報酬月額の等級表・全国の都道府県別 Excel)2026年10月27日等級表の改正時に確認(法改正のとき)(次回見直し 2027年3月1日)
標準報酬月額の上限(健康保険の第 50 等級)1,390,000円協会けんぽ「令和8年度保険料額表」(標準報酬月額の等級表・全国の都道府県別 Excel)2026年10月27日等級表の改正時に確認(法改正のとき)(次回見直し 2027年3月1日)
厚生年金の標準報酬月額の下限(第 1 等級)88,000円日本年金機構「厚生年金保険料額表(令和2年9月分~)」・協会けんぽ「令和8年度保険料額表」(厚生年金保険の等級は第 1 等級 88,000 円〜第 32 等級 650,000 円)2026年10月27日等級表の改正時に確認(法改正のとき)(次回見直し 2027年3月1日)
厚生年金の標準報酬月額の上限(第 32 等級)650,000円日本年金機構「厚生年金保険料額表(令和2年9月分~)」・協会けんぽ「令和8年度保険料額表」(厚生年金保険の等級は第 1 等級 88,000 円〜第 32 等級 650,000 円)2026年10月27日等級表の改正時に確認(法改正のとき)(次回見直し 2027年3月1日)
厚生年金保険料率(一般の被保険者)18.3%日本年金機構「厚生年金保険の保険料」(保険料率 18.3%・平成29年9月分から固定)2026年10月27日平成29年9月分から固定。毎年 4 月に変更の有無を確認(次回見直し 2027年4月1日)

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
報酬月額(1 か月の給与・手当の合計)0〜5,000,000円300,000円
年間の合計を見たい月数1〜12か月12か月

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • 日本年金機構の公表する保険料率と等級表にもとづく概算の目安です。実際の標準報酬月額は、会社の届出や定時決定・随時改定で決まります。このサイトの結果は、保険料額の確定や、受け取る年金額の見込みの代わりにはなりません。
  • 厚生年金保険の一般の被保険者(70 歳未満の会社員など)の通常の月額の保険料が対象です。厚生年金基金に加入している人、70 歳以上で働く人、共済組合などの加入者は扱いが異なります。
  • 端数の処理は、会社と本人の取り決めによって異なることがあります。1 円程度の差が出ることがあります。賞与の保険料は含みません。
  • 厚生年金保険料率は現在 18.3% で固定されていますが、法改正で変わる場合があります。最新の内容は日本年金機構の案内で確認してください。